Totsuka Collection / No.006
ハイドン邸での朝のコンサート
19世紀ドイツの歴史風俗画家 A. ロージエ(A. Röseler)の原画を基に、ベルリンの名工房「ベック&ボンド(Beck & Bond)」が制作した精巧な木版画です。
「交響曲の父」として讃えられるフランツ・ヨーゼフ・ハイドンを囲む、18世紀後半の優雅なサロンコンサートの一場面。光沢のあるドレスや刺繍の宮廷服、粉を振った美しいウィッグなど、貴族社会の華やかな装いが細密に再現されています。白と黒のモノトーンでありながら、柔らかな光の陰影と衣服の質感を見事に表現した、19世紀の卓越した職人技が光る傑作です。